2007年02月21日

ありがとう。ちあきなおみさん。

YouTube の動画の衝撃が忘れられず、朝の出勤前に、帰宅してからも繰り返し、寝る前にもいっぺん、と、あれから何十回も繰り返しヒマがあれば彼女の歌を堪能している。

好きになったら歌いたくなるのが性とゆうモノで、ひとりでカラオケに行って「喝采」を何度も歌って来た。彼女の演歌は滅茶苦茶難しく、カバー曲は YouTube の動画のような素晴らしすぎるアレンジのものはやっぱりカラオケに無いし、あったとしてもあたしじゃとても歌えない。
「喝采」は男のあたしでもちょうどいいくらいの歌いやすい曲なのだ。

それにしても歌そのものを聴いて、こんなに目頭が熱くなるのは、あたしの人生初めてじゃなかろうかと思う。

歌手と言えば、あたしは長年 MADONNA のファンではあるけれど、彼女の曲自体で泣いた事は無い。
MADONNA の歌には、ちあきなおみのような悲哀というより、強烈な生のエネルギーと表裏一体のダークな絶望感があり、同じ感動でもちあきなおみとはちょっと違うんだな。
それに、MADONNA には曲というより、政治的なメッセージや考え方、生き方そのものに驚嘆した、という方が正しい。

ということで、今、自分の中ではちあきなおみは快心のヒットになっている。

昨夜は自分の懐具合を省みず、衝動的に amazon でベスト盤「ねぇ、あんた」を購入してしまった。届くのがとても楽しみだ。

ネットでちあきなおみを検索していると、改めて彼女が幅広いリスナーに熱烈に受け入れられている事が分かる。芸能界の引退は、亡くなった旦那さんの遺言だったのね。

実は、YouTube の動画にあった「紅とんぼ」「矢切の渡し」を歌った「演歌の花道」というテレビ東京の番組は、あたしずいぶん昔にリアルタイムで観ていたのを思い出したの!
アキさんが言ってたけど、リアルタイムで観た時はあたしもまだ若くて、演歌に興味が無く、あまり印象に残らなかったのよね。

でも、年を取ってこうやって改めて聴いてみると、彼女の歌を理解できるようになった大人になった自分に感慨深いものがある。

また、彼女の経歴にも自分的にちょっと感慨深いものがある。

彼女の出身は東京の板橋なのだが、あたしの今住んでいる街も板橋。1969年にデビューして、初めてヒットを飛ばしたのが1970年の「四つのお願い」という曲。1970年はあたしの生まれた年でもあるのよね。

また、たまたまかもしれないが、昨日曲を聴きながら感激していら、ふとTVをつけると CATV で「喝采」という洋画を放送していた。「喝采」のタイトルが、この映画から取られたのかどうかは知らないが。ちょっとしたシンクロニシティを感じた。

音楽を聴いて感動できるってすごく素敵な事。

そして、それを聴いてその素晴らしさを感じる事のできる自分自身も、自分で認めてあげたいし、とても好きなの。

なんだかあたしは、今とても幸せな気分です。
posted by Luna at 22:45| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ちあきなおみは、ハマルだけのものがあるわね。

あたしが、視聴してから、どうにも頭からこびりついて離れないのが「朝日のあたる家」なの。
歌とともに、、女郎屋売春婦の悲しみが衝撃的に伝わってくるのよ。
間奏で見せる、ちあきの短い演技で見せる、凄まじいばかりの売春婦の爛れた表情を見ていたら、何故か涙が溢れてきたわ。
もう歌が単に「上手い!」って言うだけではないわ。(勿論、アレンジも照明も伴奏も素敵!)
「入り込んでる」と言うのか、「降りてきた」って言うのか。
“歌ってる”“演じてる”の域を超えているわ!
もしかしたら、ちあきなおみが、彼女のいくつもの過去世の中の、ある人生の中で売春婦の人生を経験していたのを、歌のなかで瞬間甦らせたのかもしれない。
そして、やはり、あたしの女だった過去世の、違うけど、似たような女の悲しみが、それに感応するのかもしれないとさえ思ったりするのよ。
(今の、わがまま放題の時代の女のそれじゃないわ)

彼女、“お見事”としか言いようが無いわ!
Posted by オーラの泉アキ at 2007年02月22日 22:33
>アキさん
「朝日の当たる家」ホント良いわね。この動画2つあったけど、ブログにアップしてるバージョンが最高傑作かもね。今日CDが届いたんだけど、どの曲もアップした動画程の衝撃は無かったわ。多分、たけしの番組で放送したやつは、あちこちで放送した物の良いとこ取りだったんでしょうね。歌唱も、CDのはまだ若い頃の歌で声が可愛いのよ。年を取ってからの貫禄のある声じゃなくてね(それでも歌は完璧と思える程うまいけど)、それに、若いはずなのにどの歌でもこぶしが回っちゃってるの (笑)。少し物足りなかったわ。演奏もチープだしね。
でも、CDタイトルの「ねぇ、あんた」のライブバージョンも「朝日の当たる家」に並ぶくらい絶品だわよ!絶妙な音程でささやき語るような歌うような、何とも言えない超絶素敵なトラックなの!この時の年齢考えると驚嘆だわ!!
コメント寄せてる作詞家や作曲家のメッセージもすごく愛がこもっててこちらまで幸せな気分になるわ。

過去世の悲しい女の性かぁ…。そう言われるとそうかね知れないわね。言われて初めて気付いたわ。
またじっくり聴き直してみるわね!
Posted by Luna at 2007年02月22日 23:49
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